債務整理が借金返済の近道です
私は以前、東京都内の弁護士法人にて、債務整理を担当していた実務者です。
冒頭から暴露しますが、債務整理業務の場合、事務職員が大部分を担当しています。
弁護士自身で行っているのは、初回相談（弁護士が対応しないと法律違反なので）と、債務整理の方向性の決定くらいだったりします。
業務分担の割合は各弁護士法人・法律事務所によって違う面はあると思いますが、おおむね９割方は職員がやっていると考えていいです。
ですので、私に限らず、債務整理を扱っている弁護士法人・法律事務所の職員は、債務整理の現場をよく知っているはずです。
この話は、債務整理の実務者の間では常識ですが、一般の方にとっては意外なことかもしれませんね。
もちろん、職員だけで債務整理を進めても、無事に解決できます。
事務所体制がしっかりしていれば、弁護士がやっても職員がやっても結果は変わりませんので、その点はご安心ください。
なお、私の経験をもとにして、債務整理の事務所を分析したページがあります。
相談先を決める際に、ご参考いただけると思います。
⇒ 債務整理実務者が分析した「債務整理の事務所」一覧はこちら
他の債務整理サイトをご覧になりましたか？
ネット上には、債務整理の情報を扱っているサイトが山ほどあります。
それを分類すると、おおむね以下の２つに分かれます。
- 弁護士事務所や司法書士事務所のサイト（以下「専門家サイト」）
- 債務整理の情報・事務所を紹介しているサイト（以下「債務整理情報サイト」）
このうち、専門家サイトに関しては、信頼できるサイトです。
ただし、依頼を呼び込むための営業サイトですので、公平でない内容になっている場合もある点に注意です。
一方、債務整理情報サイトに関しては、債務整理の素人が作っていますので、信頼性は微妙です。
債務整理を行っている事務所を紹介することによって、広告収入を得ることができる仕組みがありますので、そこにビジネスチャンスを見出している人が運営しています。
もちろん、熱心な運営者さんですと、広告収入を得るために債務整理の勉強をされていらっしゃいます。
それはそれで、良いことだと思います。
しかし、「広告作成のために勉強した程度の方」と「債務整理実務者」とでは、当然ながら、債務整理の知識は圧倒的に違います。
また、前者はビジネスチャンスとしてしか債務整理を見ていないのに対し、後者は債務整理業務や債務者の方に対して思い入れを持っています。
以上のことから、公平目線で、且つ債務整理実務者としての知識や情熱をもって運営されているサイトは、ほとんどないのが実情です。
私は幸い、債務整理実務者でありながら、ウェブサイト制作のスキルも持っていますので、このような債務整理サイトを運営するには、打ってつけの人材だと思っています。
前置きが長くなりましたが、以下からが本題です。
借金問題は必ず解決できます
借金問題で悩んでいる方は膨大な数いらっしゃいます
まず、今のあなたのように借金でお悩みの方は、たくさんいらっしゃいます。
これは、弁護士法人に勤務していたときにも実感していましたし、金融広報中央委員会の広報サイト「知るぽると」によれば、消費者金融を利用している方のうち、３ヶ月以上延滞している方が約419万人もいらっしゃるようです。
あなたは、その約419万人のうちの１人です。
あなた以外にも、借金問題で悩んでいる方は多いのです。
解決策は多く用意されています
そのような膨大な数の方が悩んでいる借金問題ですから、解決策も多く用意されています。
一言でいえば「債務整理が有効」ということになります。
債務整理の詳細については、債務整理の手段のページをご覧ください。
借金が軽くなるカラクリ
債務整理のどの手段を使うかによって変わってきます。
たとえば任意整理であれば、借金開始時にさかのぼって、利息を利息制限法の上限金利で再計算することによって、借金の額を減らしていきます。
これを、引き直し計算といいます。
また、自己破産や個人再生であれば、法律の規定にのっとって、平たく言えば借金をチャラにしたり、大幅減額したりします。
それらのような手続きによって、あなたの借金は軽くなります。
債務整理のメリット・デメリット
メリット
- 借金の大幅減額
取引履歴や借金額にもよりますが、借金が大幅に減額できます。 - 場合によっては払いすぎた利息が返ってくる
上記の引き直し計算により、払いすぎた利息が借金よりも多い場合は、借金が軽くなるどころか、お金をもらえる結果になります。 - 秘密を守れる
周囲にバレたくない場合でも、秘密を守りながら借金問題を解決できる（詳しくは下記「債務整理の心配事」参照）。
デメリット
- ブラックリストに載る
ブラックリストとは、信用情報機関における「事故情報」に掲載されているリストのことです。
ブラックリストに載ってしまうと、５～１０年は、消費者金融からお金を借りられなかったり、ローンを組めなかったり、新たなクレジットカードが作れなかったりします。 - 債務整理の対象となった消費者金融から二度と貸してもらえない可能性がある
相手の消費者金融から信頼が落ちますので、そこからは二度と貸してもらえないかもしれません。
債務整理の心配事
他人バレ
私が債務整理の相談に同席していたときに、債務者の方が一番心配されていたのは、「他人にバレたくない」という問題です。
家族・親戚・友人・会社・同僚などに知られたら困るというお話です。
この心配事については、ほぼ問題ありません。
弁護士法人・法律事務所としては、債務者の方からご依頼いただいたら、消費者金融やクレジット会社に対して「受任通知」という書面を発送します。
それにより、その後は弁護士と消費者金融のやりとりになりますので、あなたに請求が来なくなります。
その後、返済額が決まったら、軽減された借金を淡々と返済していれば、何らの問題もなく解決に至ります。
ただし、自己破産の場合は、官報（国の機関紙）にお名前と住所が載ってしまいます。
もっとも、官報を日常的に見ている一般人はほとんどいません。
官報がどこで手に入るのかもあまり知られていませんし、そもそも官報の存在を知らない人も多いです。
ですので、バレることはほぼないでしょう。
費用
借金で困っているのですから、費用を出せるのかはご不安のことでしょう。
これについては、継続的な収入がある方であれば、まず問題ありません。
依頼先の弁護士法人・法律事務所は、費用に不安な方をたくさん抱えていますので、あなたが困らないように段取りしてくれます。
一方、無職で今後の収入の見込みがない方であれば、もう破産しかないと思いますが、ご自身で破産手続きを行うほかありません。
この場合は、とりあえず最初は弁護士の無料相談に行くのが良いと思いますが、その後はご自身で裁判所に通って、書類の作り方を裁判所に教えてもらいながら、難しくてもご自身で手続きするほかありません。
それでも３万円くらいは必要になってきます。
債務整理の相談から解決までの流れ
初回相談に行った後は、依頼者様の立場でいえば、ほとんどやることがありません。
たとえば任意整理であれば、弁護士法人・法律事務所が債権者と交渉して返済額を決めますので（もちろん依頼者様からご了承をいただいてから決めます）、その後は決まった返済額を毎月返済していけばいいだけです。
返済期間は、おおむね３年くらいになるような組み方をします。
返済が終われば、晴れて解決になります。
ということで、初回相談に行った後は、基本的に弁護士法人・法律事務所からの連絡を待っているだけで良い状態になります。
相談無料の理由
弁護士の平均的な相談料は、３０分で５０００円＋消費税です。
でも、債務整理については、多くの弁護士が無料で相談を行っています。
なぜ債務整理に限っては相談無料なのか？
もしかしたら「公益的な仕事だから」「債務でお困りの方のためを思って」などの綺麗事をいう弁護士もいるかもしれませんが、実際の理由は以下のとおりです。
有料だと相談に来る方が大幅に減る
借金問題を抱えている方は、お金に困っているのですから、有料相談ですと、なかなか相談できない事情があります。
それだと弁護士も仕事になりませんから、初回相談という入口は無料にしています。
債務整理は成約率が高い
債務整理の相談に来られる方は、早く苦しみから逃れたいですから、弁護士に任せてしまいたい気持ちが強いです。
また、自分だけで解決しようとするよりも、弁護士に任せてしまったほうが楽であり、より良い解決になることを、相談を通じて知ることになります。
そのようなことから、初回相談に来られる方が、そのまま弁護士に依頼する確率が高いです。
ということで、初回相談を無料にしても、弁護士としてはＯＫな状況です。
以上のような理由で、初回相談は無料になっています。
まずは今の苦しみから逃れましょう
今の借金問題が将来どうなるのか、ご不安が大きいと思います。
それとともに、今、債権者から厳しく請求され続けている苦しみがあると思います。
私が担当していた依頼者様においては、テレビＣＭを流してクリーンなイメージを作っている消費者金融であっても、ヤミ金みたいな脅迫的な取り立てをしてくるといったお話もありました。
専門家に任せてしまえば、もう債権者から請求が来なくなりますので、まずは今の苦しみから逃れましょう。
その後は将来のために本気で債務整理をして、晴れて借金問題を解決できるよう、頑張っていきましょう。
そのために、ご自身だけで悩まずに、まずは債務整理の専門家に相談してみましょう。
上記のとおり、どの事務所も相談料は無料です。
今の苦しみから逃れるために、そして早く明るい将来を作るためには、債務整理の専門家の手を借りるのが近道なのです。
こんにちは。